心が温まる。主人公の周りの優しい人たち。

こんにちは〜とうふちゃんです。先日、「ひと」を読み終えました!!こちらの作品は、本屋さんやブックオフでたくさん見かけていたので、気になっていた本でした。
とても心温まる作品でしたので、ブログでシェアしたいと思います・・・。
あらすじ
人生の理不尽にそっと寄り添い、じんわり心にしみ渡る。
今だからこそ読みたいベストセラー、ついに文庫化!
独りだから、そばにひとがいるありがたさを知る。
―― 女優・作家・歌手 中江有里さん
女手ひとつで僕を東京の私大に進ませてくれた母が、急死した。
僕、柏木聖輔は二十歳の秋、たった独りになった。大学は中退を選び、就職先のあてもない。
そんなある日、空腹に負けて吸い寄せられた砂町銀座商店街の惣菜屋で、最後に残った五十円のコロッケを見知らぬお婆さんに譲ったことから、不思議な縁が生まれていく。
本屋大賞から生まれたベストセラー、待望の文庫化。(アマゾン引用)
読んだ率直な感想
なにかハラハラするとか、どんでん返しとか・・・そういうんじゃないけど、心が温かくなる。そんな作品でした。高校生のときに父を事故で亡くし、大学生のときに母を突然死で亡くした主人公の聖輔。私なら何もかも嫌になって自暴自棄になりそうなものですが、聖輔は悲しみに直面しながらも、不思議な縁で惣菜屋さんで働くことになります。その聖輔の周りの人たちの温かい気持ちが読んでいて、とてもホッとするんです。もちろん、登場人物が全員優しい人なわけではないです。読んでいて、「なんだこいつは?!」ってなる人も出てきました。でも、そこでも聖輔を想ってくれる「人」が助けてくれるんです。なんとも、読み進めながら、この優しい物語を読み終えたくない。そう思いました。物語の始まりは悲しかったけど、読み進めていくうちに、主人公の聖輔を全力で応援したくなる作品です。
小野寺史宜さんは「ひと」のほか、「まち」「いえ」も書いていらっしゃるみたいなので、そちらもぜひ読んでみたいです。


(アマゾン引用)
今回も素敵な1冊に出会えて良かったです。引き続き、色々な本を読み進めたいと思います。また、ブログでシェアしますね!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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